遮熱材リフレクティックス

遮熱材リフレクティックスとは

遮熱材リフレクティックスとはアメリカのリフレクティックス社が持つ「優れた反射技術」は、超高熱環境で使用する宇宙船及び宇宙服の反射絶縁材料として宇宙産業に採用されました。

以来、様々な技術を駆使し、進化し現在あるシンプル構造体のリフレクティックスが完成しました。

 

遮熱材リフレクティックスの構造

遮熱材リフレクティックスの構造リフレクティックスの構造は、両面の高純度アルミ箔(純度99.99%)に、2枚のバブルポリエチレンシートと3枚のポリエチレンシートが内蔵された単純構造体です。また7層構造を支えているのは接着剤ではなく、最先端のプラズマ方式を採用しているため、剥離したり破れたりすることはありません。

また、酸化したり、分解したりすることもなく、耐久性は永久的なものといえます。

この高い遮熱性能をもつリフレクティックスは、暑さ寒さを快適に過ごす事に寄与した環境に優しい材料です。しかも経費の節約とエネルギーの節約に大きく貢献します。

快適さは温度でしょうか?

快適さは温度でしょうか?外気36℃の太陽の下にいると、噴き出るような汗と行き詰まるような熱気で立ちくらみをするような思いをしますが、木陰に入ると涼しく感じます。

体温を36.5℃とすると、外気はそれより低い温度ですから、本来涼しく感じなければなりません。しかし、暑く感じるのは太陽の輻射熱が直接体に当たって熱を発しているからです。

木陰に入ると木の葉が輻射熱をカットしてくれますので、涼しく感じます。

また、36℃のお風呂に入った場合ぬるく感じることは誰もが経験していることです。すなわち「暑い・寒い」と感じるのは温度ではないのです。

熱移動の75%は輻射熱

リフレクティックスは、輻射熱(下図赤棒)の99%をカットします。

ビルディングの空間を通過する熱流の輻射、伝導、対流の割合

熱移動の75%は輻射熱

ペンシルバニア州立大の報告によれば、ビル等の空間での熱損失の大半は、伝導熱と対流熱によると考えられていましたが、実際ほとんどの熱伝導は輻射熱によるもので、その量は全熱移動の75%を占めると述べています。

全米の多くの機関でも、暖かい壁から冷たい壁の間の熱の通過は夏冬関わらず、その65~80%は輻射熱に依るものということで一致しています。従って断熱材を厚くしたり、熱伝導率を低くしただけでは快適空間は生み出せないのです。

 

夏は涼しく冬は暖かい

夏は涼しく冬は暖かいリフレクティックスの遮熱効果

熱線を遮り、室内の冷エネルギーを逃さない

太陽から間断なく降り注ぐ「熱線」=「電磁波」は各物体に入り込み、各物体の構成分子を激しく動かし「輻射熱」を持ちます。

リフレクティックスは「輻射熱」を反射させることにより室内の冷気を保ちます。

外気温38.5℃でもエアコン不要の工場!

外気温38.5℃でもエアコン不要の工場!米国インディアナ州のリフレクティックス社では、壁、天井にリフレクティックス遮熱材を施工しています。

この工場では、真夏日の外気温38.5℃でもエアコンを使用しないで快適に作業しています。

室内に熱源のある工場のみ小型エアコン1台が動いていました。

サーモグラフィーによる検証

「真夏の事務所は暑くてたまりません。エアコンが3台フル稼働ですが、それでも冷えません。」

このような話はよく聞きます。分厚い断熱材で対応しようと考えていませんか。

断熱材の「反射率は10%」と低く「熱伝播遅行型熱吸収素材」と云い、「ゆっくりと熱を伝える性能」と「熱を吸収」してしまう素材です。夜間外気が冷えても断熱材からはゆっくりと熱が放射され熱帯夜に拍車をかけ続けます。

下の図は、1Fの天井にリフレクティックスを施行した建物の、1Fと2Fの天井部分をサーモグラフィーで検証した画像です。

サーモグラフィーによる検証

リフレクティックスの輻射熱反射率は99.999%です。

室内から発生する冷エネルギーを外部に逃さず室内に戻してくれます。

冬の寒さ対策

外部の冷気を反射、室内の暖気を外に逃がさない

輻射熱吸収率1%のリフレクティックスは、室外の冷気に対しても同等の効果を発揮します。

室内の暖気も逃がさないので、暖かい快適な環境を保ちます。

氷点下60℃でリフレクティックスの検証

氷点下60℃でリフレクティックスの検証Aボックスはリフレクティックス8mmをボックス内側に施工。Bボックスは硬質ウレタン40mmをボックス内側に施工しました。

この実験は、冷凍庫雰囲気温度氷点下60℃の冷熱エネルギーがボックス内に到達するまでの時間を測定しました。

結果、硬質ウレタン仕様ボックスは120分で到達し、リフレクティックス仕様ボックスは260分要しました。

また、Bボックスは結露が発生されましたが、Aボックスには結露が見られませんでした。

夏は涼しく冬は暖かいリフレクティックスの遮熱効果

夏は涼しく冬は暖かいリフレクティックスの遮熱効果

リフレクティックスは夏の暑さ対策だけでは無く、室内の暖まった温度を外に逃がしにくくします。

ある工場の事例では、今までは冬場に出社して工場内に入ると外気温と同じくらいの温度になっており、機械の稼働などに時間がかかると言われていました。

リフレクティックス施工後は、前日の暖まった温度が室内に残り、外気温が0度でも10度位をキープしていることがあるとのことです。それにより、機械の立ち上げも早くなり、生産性が大きく伸びたとのことです。

その他にもスーパーや住宅などでも冬の効果が現れています。同時に、結露対策にも大きな役割を果たします。

 

他の製品との違い

断熱と遮熱の違い

断熱と遮熱の違い

従来の断熱材は熱を90%吸収し、吸収した熱を90%室内に放射してしまいます。

断熱材の「反射率は10%」と低く「熱伝播遅行型熱吸収素材」と云い、「ゆっくりと熱を伝える性能」と「熱を吸収」してしまう素材です。夜間外気が冷えても断熱材からはゆっくりと熱が放射され熱帯夜に拍車をかけ続けます。

反対にリフレクティックスは熱を99%反射し、さらに吸収した残りの1%はエアーキャップによる断熱が熱の伝導を阻止します。

反射率の比較

素材 反射率
99%
リフレクティックス 99%
98%
アルミ合金 75~91%
アルミ蒸着品 35~60%
レンガ 7%
ガラス 5%
スレート 8~10%
タイル 5~15%
2~10%

ほとんどの建材は反射率が低く、外部の熱を吸収してしまいます。従って夏は暑く冬は寒いという結果になってしまいます。

反射率99%のリフレクティックスは、ほとんどの熱線をはね返してしまいます。

更に吸収された残りの1%は、エアーキャップによる断熱層が熱の伝導を帽子しますので最強の遮熱であり、断熱材といえます。

※このデータは連邦標準局編 Housing and home 調査報告より引用

断熱材と遮熱材 熱照射実験

遮熱材(リフレクティックス)8mmと、断熱材(高性能フェノールフォーム保温板)25mmを施工した内容量一定のボックスに、電気ストーブ(1,000W)にて熱を照射した。

断熱材と遮熱材 熱照射実験

断熱材と遮熱材 熱照射実験

遮熱塗料と遮熱材の違い

リフレクティックスは通常の断熱材とは逆転の発想でその薄さを武器に温度の条件の過酷な宇宙空間で唯一通用することが実証された熱対策商品です。

最近よく流通している遮熱塗料はその塗装部分の表面では多少の熱の反射が見られましたが、塗装の下地である鉄板その他の部材に熱を伝道して伝えることにより熱を蓄え裏面に熱が伝わってしまうので結果室内の温度上昇につながってしまいます。

遮熱塗料と遮熱材の違い

類似商品について

熱反射率は1%下がるだけで4乗の熱エネルギーを通すことが実証されています。

他にある類似商品はどれも99%の熱反射率は達成できておらず温度差の非常に激しい大気圏外では実用化されていません。

熱反射率は96%を切ると全く効果がないといわれています。

レジャーシートはアルミを蒸着しているため実は隙間だらけなので熱反射率は65%を切ります。

夏にレジャーシートでは熱を遮れないのはそのためです。

 

Q&A

Q.遮熱塗料と遮熱シート「リフレクティックス」の違いは?

A.遮熱塗料は、塗装面の熱を95%反射し、表面温度の上昇を防ぐ効果がありますが、塗装面が汚れるとその効果は薄れてしまいます。

また、熱伝導までは防ぐことができず、夏の暑い日に室内温度が上がってしまうのを避けることができません。

「リフレクティックス」は熱線を99%反射し、熱伝導までカット。素材が劣化する心配もないので、その効果も半永久的に持続します。

Q.市販のアルミシートと、「リフレクティックス」の違いは?

A.市販のアルミシートは、アルミの粉と樹脂を合わせてコーティングしたもので、スナック菓子の袋と同等で密度が低く、中は穴だらけの状態なので、熱の反射率は33~35%程度です。

「リフレクティックス」は、下記の図のように7つの層になっているので、遮熱効果が高く、非常に丈夫です。

Q.リフレクティックスは電磁波を反射するため、携帯電話の電磁波も反射してしまい通話できなくなるのでは?

A.通話不能にする事は可能です。ただし、一般的には窓から電磁波が入るため、通話できなくなった例はありません。